つんどく、よんどく?

一歩右から見てみよう。

今まで見えてなかった「ミチ」が見えてくる、そんなブログ。

TPPが批准された後の、とあるサラリーマンの1日を想像してみた。

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TPP(Trans Pacific Partnership)協定。

この協定が結ばれた後の日本での生活がどう変わるのか。

山田正彦

”アメリカも批准できないTPP協定の内容は、こうだった!”

この本を読んだ上で、想像してみた。

 

TPP批准後の、あるサラリーマンのとある1日

おはよう。今日もいい天気だ。

朝ごはんを食べるとしよう。

朝食は、パンとヨーグルト。 

パンの原材料である小麦は、

遺伝子組換えの小麦が使われているかもしれないが、

その遺伝子組換え、という表示はそのパッケージに存在しない

ヨーグルトは、牛乳が原料だ。

その牛乳は、

成長ホルモンでドーピングされた牛から採取された乳

の可能性がある。

ただ、これも表示がないから定かでない。

 

朝の準備をして、仕事へ向かう。

車で仕事に向かう途中、交差点でバイクと歩行者の事故に遭遇した。

彼らは、高い救急車代金と医療費を支払わなければならなくなるだろう。

ご愁傷様だ。 私も気をつけないと、と自省し、安全運転で会社へ向かう。

 

会社について、PCを開くと、訴訟に関するメールがたくさん来ている。

そのほとんどが知的財産権に関する内容だ。

TwitterFacebookでの記事のシェアをするのも気軽にできない。

著作権侵害で警察に捕まってしまうからだ。

 

どうやら今日は、同僚の一人が解雇されたようだ。

会社は給料の3か月分を支払えば気軽に解雇できる

 

そんなこんなで、今日も仕事が終わり、家路につく。

普段、車を使っているのは、

電車やバスなどの公共交通機関が外資に買収された結果、

電車バス代が昔と比べてバカ高いからだ。

 

今日の晩御飯はシャケと米だ。 

ただのシャケではない。

遺伝子組換えの技術と成長ホルモンがふんだんに使われているであろう、

強化版のシャケだ。

健康被害が相次いでいるみたいだが、仕方がない。

スーパーには、

普通のものとドーピングされたものが、

同じパッケージで並んでいるため、区別ができないのだ。

 

米はベトナム

めちゃくちゃ安い割には味も悪くないので、この米を食べている。

久しく日本の米は食べてない

 

テレビのニュースは毎日のように、

市町村合併や、自治体の破綻、企業の買収破綻の話題ばかり… 

 

TPPにより日本は主権を失う。

想像してみて、辛くなってきた。

これ以上はいいでしょう。 

こんな日常が訪れるのも、そう遠くない未来だ。 

冗談ではありません。

すでに目の前まで来ています。

 

この本は、先日公表された、

TPP協定に関する文書(なんと6300ページにわたる英文)を、

日本語に訳し、その実態について、

一般国民である我々に対して解説するとともに、

読者一人一人への、

TPP協定の批准阻止を促す内容です。

 

 TPPによって影響を受ける業界は、

農業に始まり、漁業、食の安全、医療、公共福祉、インターネット…

ほとんどの業界に及びます。 

特にISD条項によって、

日本の主権が多国籍企業に奪われることは間違いありません

 

日本が危ない

ISD条項が日本の主権を脅かしていることは知っていました。

しかし実際に、

TPP協定の文書という疑いようのない根拠を前に、

その実現しうるであろう未来を目の当たりにすると、

とてつもない危機感に襲われました。

 

このままでは日本が危ない

我々国民は、日本の与党の政治家、

そしてマスコミが垂れ流す嘘に踊らされています。

 

一方、インターネットが発達した情報化社会である現代だからこそ、

踊らされていることに気づくことができたとも言えるのですが。

 

日本人必読。

我々は、彼らの暴走を止めることができるのか。

考えなければならない局面に立たされています。 

TPPが及ぼす本当の影響を知る

という意味で、 

そしてこれからやってくる世界にどう立ち向かっていけばいいのか

それを考える材料として、 

この本は、すべての日本人が必読するべきではないかと強く感じます。