つんどく、よんどく?

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コンフォートゾーンの外側に出るためにはどうしたらいいか。

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コンフォート・ゾーンという言葉を知っていますか。

文字どおり、「居心地のいい場所(Comfort Zone:快適な 地域)」

という意味なのですが、

人は何かを身につける時、このコンフォートゾーンの外側でどれだけ努力できるかが

その人の成長度を左右することがわかっていると、この本、

アンダース・エリクソン著 

超一流になるのは、才能か?努力か?

で長年の研究結果の考察として示されています。

 

私は以前から、

”コンフォートゾーンの外側に出る”ということに関して、

なかなかその外側へ出ようとしても出られてない自分にずっとモヤモヤしていました。

そのモヤモヤを吐き出す的な意味も込めて

今回は忘備録的に思索してみることにしました。

 

コンフォートゾーンの外側は荒れ狂う海。

上書では、限界的練習という方法が、あらゆる分野で超一流になるための最短の方法だと紹介されています。

その中でその限界的練習の最大の特徴を述べている一文がありました。

目的のある練習あるいは限界的練習の最大の特徴は、できないこと、すなわちコンフォート・ゾーンの外側で努力することであり、

しかも自分が具体的にどうやっているか、どこが弱点なのか、どうすれば上達できるかに意識を集中しながら何度も何度も練習を繰り返すことだ。

 

 超一流になるのは、才能か?努力か? p211より抜粋

この一文が、この文章を書こうと思わせてくれた部分です。

 

確かに、コンフォートゾーンの外側で努力し続けることができれば、

その先にはとてつもない成長が待っていることは間違いありません。

しかし私は、コンフォートゾーンの外側で努力することほど、

難しいことはないと考えます。

なぜなら、人はコンフォートゾーンの内側に安住したい生き物だからです。

 

コンフォートゾーンの内側が陸だとしたら、

その外側は荒れ狂う海のようなイメージでしょうか。

息をするために必死にもがき苦しまなければならない環境、

それがコンフォートゾーンの外側です。

 

それでも限界的練習を実践するために、自分をコンフォートゾーンの外側に放り出すにはどうしたらいいのでしょうか。

 

コンフォートゾーンの外側に行くために必要なこと

私は、自分を客観視する能力勇気が必要だと考えます。

自分を客観視する能力、すなわち自己客観力は、

自分はどうやっていて、どこが弱点で、

どうすれば上達できるかに意識を集中するための力です。

 

ただ、自分を観るということには最初、私たちは抵抗を感じます。

かつて自分のテニスのフォームを確認する時の私がそうだったように、

たいていの人は、

普段見ることのできない自分の姿と自分のイメージの中の自分との齟齬に怯えてしまい、

客観的な自分を直視できず、いつまでもコンフォートゾーンの外側へ出られません。

それゆえその自分を見る、という壁を乗り越えるために、勇気が必要になります。

 

ただ、その勇気をどのように培うか、については私も模索中です。

 

コンフォートゾーンの境界線の探し方

自己のコンフォートゾーンの境界線を適宜知る、ということも重要な要素です。

コンフォートゾーンの境界線は目に見えない分、

今自分が行動していることがコンフォートゾーンのどこに位置しているのか

を把握することは非常に難しいです。

 

そこで一つ、

「自分の感覚と感情に聞いてみる」

ということしてみるといいかもしれません。

少なくとも、コンフォートゾーンの外側にいる時は、

不安や焦り、緊張などのある種ネガティブな感情に襲われているはずです。

自分が今どんな感情で目の前の出来事に取り組んでいるのか。

これを適宜確認し、自分のコンフォートゾーンの範囲、

境界を知ることで、常にゾーンの外側に身を投げ出す準備ができるでしょう。

 

目指すは地球サイズのコンフォートゾーン

コンフォートゾーンが最大化した状態って、どんな状態なんでしょうか。

おそらく地球、いや銀河系全体に広がるくらいの計り知れない大きさなんでしょう。

そもそもそんな人、歴史上いたんでしょうか。

キリストとか仏陀とかは、少なくとも地球サイズのコンフォートゾーンを持っていたことはなんとなく推測されますが。笑

 

コンフォートゾーンが広がる=成長する

というのが現状の私の認識です。

どうせなら地球を覆うような大きさのコンフォートゾーンを持つ男を目指して、

自分自身をどんどん海に投げ込んでいきたいと決意した

夜のマクドナルドでのひと時でした。