つんどく、よんどく?

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一歩右から見てみよう。

今まで見えてなかった「ミチ」が見えてくる、そんなブログ。

世界史の大きな流れを楽しく知れる古典

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最近、とあるに直面しています。

それは、圧倒的な歴史知識不足、という壁です。


 

歴史の知識がないゆえに、古典や海外の著作が読めないのです。

…読める本の幅を広げたい!(心の叫び。)

そこで、これまで全く手付かずだった世界史を学ぼうと決意いたしました。

 

ただ、教科書を読む気はありません。面白くないから。

そこで、面白いながらも世界史の流れを知れる本はないかな〜

と探していたところに偶然、この本と出会いました。

エルンスト・H・ゴンブリッチ

若い読者のための世界史 上

上下巻の2巻セットで、今回は上巻を読んだ感想をレビューします。

 

著者は美術史家。歴史家ではない。

この本は1935年に上梓された本です。

結構古い本です。

この本の著者の職業は美術史家であって、歴史学者ではありません。 

美術史家、という視点からの世界史の物語というのが、

他の歴史本と一線を画しています。 

ここで注意して欲しいのが、著者が美術史家だからといって、 

世界の美術史ではなく、れっきとした世界史の本だということです。

 

歴史を物語のように語ってくれる。

この本では、著者が読者に対して

優しく語りかけるように物語が進んでいきます。 

 

著者は、優しい人だったんだろうなーと勝手に予想しています(笑)。

 

細かく章が分けられていて、

後の章になるほど(時系列が進んでいくほど)、

前の章の内容とのつながりを感じられるように語りかけてくれるので、

話に一貫性がありスラスラ読めます。

 

このことからもタイトル(若い読者のための)にあるように、

世界史をこれから勉強しようと思っている人に向けて、

興味を持ってもらおうとしていることが伝わってきます。

 

一般的な教科書や歴史の本においてよくある、

時系列でそれぞれの地域ごとの出来事をただただ羅列していくような、

つまらない構成ではありません。 

 

またところどころに散りばめられた挿絵

当時のイメージを膨らませてくれる役割を果たしていて

話に入り込みやすかったです。 

 

エヴァンゲリオンの名前の由来

話の構成として、

現代に残っているもの(例えば、暦や言葉)の由来つながり

頻繁に紹介してくれるのも話に引き込まれる一つの要素でした。 

 

個人的にエヴァンゲリオンの名前の由来が印象深かったので、

引用します。 


正義よりも大切な神の恩寵の知らせ、偉大なる「善き知らせ」を。

「善き知らせ」、あるいは「よろこばしい知らせ」とは、

ギリシア語のエウ-アンゲリオン、ラテン語エヴァンゲリウムのことなのだ。  

若い読者のための世界史 上巻より抜粋

アニメ:エヴァンゲリオンは、

私の好きな庵野秀明作品の中の代表作です。

"エヴァ=喜ばしい知らせ"

この意味を知った上で再度エヴァを見返してみたら、

新たな気づきが生まれることは間違いないでしょう。

時間見つけて、久しぶりにもう一回見直そうと思います。 

 

世界史をこの本から始めてみては。

これから世界史を勉強してみようと考えている人は、

この本から初めてみるのはどうでしょうか。 

教科書を読もうとして

挫折するのが目に見えている方には、

とっかかりの一冊としてお勧めです。

 

私もこれから下巻を読みます。