視線を上げると世界が変わる。
自転車でいつもと違う道を帰ると、自然と目線が上がる。
目線が上がることで、いつもは気が付かなかったものに気づく。
個人経営の古い飲食店。パチンコ屋の看板、新しくできた車のディーラーとか。
見慣れない風景にテンションが上がる。
特に自分の目線の高さより高い所を見ると、普段あまり気にしない空が広がる。
空を見てると、なぜかいい気分になる。
爽やかな感覚。清々しい感覚。
心が落ち着いて、誰にでも優しくなれるそんな感覚。
目の前のことに集中するときは大抵、目線が下を向いている。
いろんなタスクで追われてる現代に生きる私たちは、
1日のほとんどを目線を下にして過ごしている。
下を見てると、視界には常に地面が入る。
目線から地面までの距離は大体1メートルとちょっとなのに対し、
目線から空までの距離は何十キロ、何百キロ、何万キロ、、と測りきれない。
何か思い悩んでいるのなら、
目線を自分の目線の高さから上にあげてみてはどうだろう。
目線を上げると、
そこには果てしない空、もしくは床よりも高いところにある天井が視界に入ってくる。
下を向いて狭い空間の中で思い悩むより、
上を向いて、より広い空間を使って物事を考えてみよう。
広い空間が、そのまま思考のキャンバスになる。
広い空間をキャンバスにすることで、思考に空白が生まれて、
新しい視点から新しいアイデアが生まれてくるかもしれない。
はたまた、「これ以上はどうしようもない」という九死に一生の状態から
新しい選択肢が見えてくるかもしれない。
普段の生活でも、目線を上げることを意識すれば、
いつもと同じ道を帰っていても、
新しいモノや考えを見つけることができるかもしれない。
今日は、いつもの帰り道とは一本通りが違う道から、
帰ってみてはいかがでしょうか。